健康はミネラルが握っている 、ビタミンより大切なミネラル。

「私たち人間は食べ物を栄養として命を維持している」 ということは、どなたもご存知のことでしょう。また、
「明日の健康は今日の食べ物で左右される」
少し極端な言い方ですが、将来の健康は現在の食べ物で決まるという、この言葉は、どこかで耳にしたことがあるかもしれません。 確かに生活習慣病と言われる糖尿病・高血圧・高脂血症・肥満症・通風からガン、食物アレルギーなどは食生活が原因の場合が多く、食べ物が問題にされ、その過不足が病気を引き起こすことは間違いなさそうです。
食べ物を「栄養」で分けていくと
(1)タンパク質(肉・魚・豆類)
(2)糖質(炭水化物=ごはん・パン・麺類)
(3)脂質(植物性油・動物性油類)
(4)ビタミン(野菜・果物類)
(5)ミネラル(野菜・果物類)
の5つに分かれます。
これらをバランス良く食べることが、健康への近道なのですが、一つだけ覚えて頂きたいことがあります。
それは 「一部のものを除いて、タンパク質・糖質・脂質・ビタミンはカラダの中で作ることができるが、ミネラルだけは作ることができないので、カラダの外から取り入れなければならない」 ということです。
例えばイヌイット(=エスキモー、エスキモーとは「生肉を食べる人」の意味)という民族がいますが、彼らの食事はほとんど「肉」だけです。 この様な食生活では、タンパク質や脂質は十分過ぎ、逆に糖質やビタミンは不足してしまいそうですが、長年の歴史の中で、イヌイットのカラダは肉からだけでも不足するビタミンなどを作り出すことのできる体質になったのです。さらにイヌイットの食べる肉はアザラシなどの海生ほ乳類で、これらの動物は魚などを骨ごと食べるため最も不足しがちなミネラル分を補給することができ、病気にはならないのです。 私たち日本人は、和食というバランスのとれた食事を摂って来たために、イヌイットほど栄養バランスの偏った食生活で健康を維持することはできませんが、それでも同様に足りないものを作り出す能力があるのです。 ところが、最近になって大きな問題が起きてきました。それは
「食事から十分なミネラルを摂ることができない」 ということです。

ミネラル不足が病気を起こしている
大きな問題とは
「土壌のミネラルが枯渇している」ことです。
ミネラルは、もともと土に含まれ、植物に吸収され、その植物自体から私たちのカラダに取り入れられます。さらにカラダの中で役目を終えたミネラルは、糞便となって排泄され、肥料として土に返っていくというかたちで自然のリサイクルシステムが働いていました。 ところが、最近では糞便を肥料として使うことがなくなり、ミネラルが土に返ることがなくなってしまったのです。土は植物にミネラルを吸収され尽くしてしまい、現在、有用なミネラルが食物に少なくなってしまったのです。 それで、我々、日本人ではミネラル不足が起こり、さまざまな現代病と言われる難病が起こり始めたのです。 ミネラル不足で、大病が起きてしまうとは、なかなか信じられませんが、ミネラルの働きを知れば、考え方も変わります。というのも
「ミネラルが不足するとビタミンも働かなくなる」 からです。
実はビタミンが不足してもカラダの中ではミネラルがある程度までビタミンの代わりを務めます。ところが、ミネラルが欠けると、ほとんどのビタミンが働かなくなってしまうのです。